コミュニティ協議会とは

 自治会単位では対応が難しい課題や問題について、地域住民が解決に向けた協議を行い、それを解決していくことで自立した地域づくりを進めていくための会です。 今までそれぞれに活動・活躍してこられた団体に加え、各種団体や個人が参画し、いろいろな知恵と力を集め「みんなで地域を良くしていこう」という思いで活動していきます。

 自治会よりも大きな枠の公民館・コミュニティ単位で、活動主体としては、

・自治会

・社会福祉協議会

・老人クラブ

・子ども会

・PTA

・学校

・NPO

・民生委員児童委員

・地域交流センター利用者

・消防団

・ボランティア団体

・行政

など様々な団体が考えられます。 コミュニティ協議会は、それらの団体が連携し、地域の課題や将来像を話し合える場のことで、その課題ごとに解決をしていく地域包括型の組織です。

コミュニティ協議会の必要性

 少子高齢化や人口減少に伴い、地域の課題や住民ニーズが多様化・複雑化してきています。 自治会においては、草刈りや溝掃除などの共同作業ができないところや、自治会長を輪番制にし、その役割は回覧板等を配るのみという地区も多くなってきています。このままでは自治会を解散する地区や、自治会脱退を考えられる世帯もでてくる恐れがあります。

 

 それらを防ぐためにも、自治会よりももう少し大きな範囲での連携や役割分担が必要となり、自治会や団体をつなぐ土台としてコミュニティ協議会が必要であると考えます。  大切なことは、効率的に地域の課題を解決することです。 地域の課題を調査し把握するととともに、解決のために行動する――もちろん、地域でできることとできないことがあります。個人でどこまでできるのかできなければ次にコミュニティ協議会でどこまでやれるかそれでも無理だったら行政に協力を要請する。この仕組みを理解し、取り組むことで初めて協働につながります。

 

 地域団体や自治体、そして個人の特性を持ち寄り、知恵を出し合い、力を合わせて、地域の課題に取り組んでいきましょう。